耳鳴りについて
自律神経症状の一つである耳鳴りについて
自律神経症状の一つ「耳鳴り・めまい」についてお話しします。
病院の検査で異常が見つからず、原因がはっきりせず治療が難しい患者は多くいます。
そのような患者は知り合いの医師の話では、検査をしても耳の奥にある内耳や中耳、三半規管といったバランス感覚に関わる器官には異常が見つからいそうです。
このような場合は自律神経の乱れから発症していることが疑われます。
めまいは大きく分けると、2種類があります。
- ふらふら、ふわふわする「(1)浮動性めまい」
- 回りがぐるぐる回る「(2)回転性めまい」
(1)は雲の上にいるような感覚、(2)は天井が回転してぐるぐるする感覚が特徴です。
耳鳴りについては、高音性の耳鳴りは「キーン」や「ピッー」、低音性の耳鳴りは「ボーン」や「ゴーッ」など症状によって異なる音を感じるのが特徴です。
自律神経が乱れて免疫力が低下すると、耳の奥(内耳や中耳)がウイルスや細菌に感染して炎症を起こすことで耳鳴りになる場合もあります。
めまいの原因
頭蓋骨やのゆがみが関係する場合もあります。
中耳や内耳は、頭蓋骨を構成する骨の一つで顔の側面にある側頭骨(そくとうこつ)に囲まれています。
内耳の中には音を感じる蝸牛(かぎゅう)や平衡感覚を調整する三半規管が
あります。側頭骨がゆがむことで蝸牛や三半規管に負担がかかってしまうのです。
診察すると、側頭骨のゆがみ(顎関節症)を併発している患者が多くいます。
また首や肩の違和感を訴えている患者が多いのも特徴です。脳の異常など場合によっては命に関わる病気が原因の場合もありますので、まずは医師に相談してください。
それでも改善が見られない場合は当院へお問い合わせいただければと思います。